かもしか写真
(脇野沢)




1日目

クルマで約15時間
カモシカ好きならば一度は行ってみたいところ。

脇野沢ユースホステル到着。
 
ここまでの走行距離
  1054.7km
オーナーの磯山さんは脇野沢のカモシカや猿を撮影している写真家さんです。

食堂の壁にはカモシカと猿の素敵な写真がいっぱい!
磯山さんに「夕食までまだ時間があるから行ってくれば?」と勧められ、牛ノ首農村公園に出かけました。


牛ノ首はここから車で5分くらいのところにある小さな山。
遊歩道がついているので簡単に登れます。
木々の間からは鯛島や青森市・津軽半島などが望めます。


脇野沢のシンボル・鯛島 青森市遠望
遊歩道には丸太の階段が。

10分ほどで山頂に着きます。
 −山頂−

展望棟があります。

草道をさらに奥へ進むと・・
いきなり目の前にカモシカが飛びでてきました!
あまりの近さにカメラを構える余裕もなし・・。
カモシカは「フシュッ!」と威嚇音を発しながら藪の奥に。
おそるおそる後をついていきました。

ここは薄暗い林の中。
またさっきのカモシカが現れました。
落ちついてよく見れば左の目が白く濁ってチト怖い顔。

「フシュッ! フシュッ!!」
なんと威嚇音とともにどんどん近づいてきます。
おいおい、カモシカさんはふつう逃げるだろ!?
(うちの地元のカモシカさんは遠くても逃げます)

とうとうお互いの間には木が1本だけという未経験の距離に。

心臓はドキドキ、「これは危険!」と後ずさり・・。
カモシカを「怖い」と思ったのは生まれて初めてです。
このとき撮った写真。
ブレまくっています(まわりが暗いこともありますが)
いかに慌てていたか、想像していただけるでしょうか。
これからどうしたものかな、と思っていると自分の背ぐらいで幹の別れている木を発見。

ここに登ってしばらく様子をみることにしました。

命名:「ま登りの木」
やがて1頭のカモシカが現れました。
さっきの片目が白いカモシカさんです。

後から磯山さんに聞いた話では・・・
この子の名前は「クロ」。
メスで去年子ども(ブラック)を産んでいます。
かなり気性の荒いカモシカで、しばらくオスだと思いこんでいたそうです。
もう1頭カモシカが現れました。
クロの仔のブラック(1歳)です。

※・・・と思っていましたけど。 後日、磯山さんと検討した結果
この子はブラックではなく2年前に生まれたホワイトのようです。
 
木の上から見ている自分に全く気づく様子
もなく真下を行ったり来たりしていました。
左:クロ 右:ホワイト
最初クロに遇ってから約40分。
林の中はかなり暗くなってきました。
今日はここまでだな。
おそるおそる木から降りて観察終了。

わずかな時間でしたが中身は濃かったなぁ。
まさかカモシカさんに追いかけられるとは・・・。
 
 
つづく


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